温泉別荘マンション購入記

100万円以下の格安リゾートマンションって本当にお買い得?

安易に手を出すと危ないかもです

(注釈・タイトル写真は参考でありますので本記事の内容とは関係ございません)

最近、リゾート地に建つ売値10万円ほどの格安マンションに関する記事だったり、不動産の仲介サイトでそうした格安物件が売りに出されているのを見かけたりします。

以前よりもそうした機会が増えたように感じます。

そして、いろいろな不動産仲介サイトをみていると、何と「1万円」という物件も見かけます。

ここまで安いと、「お小遣い程度なら失敗してもいいや」と、購入に踏み切る人がいても不思議ではありません。

実際、私の友人の中にも、こうした格安リゾートマンションに関心を持っている人が少なからずいます。

でも、ちょっと待ってください。

その物件は、本当にお値打ちなのでしょうか。何かカラクリがあるのでは?

不動産に強い?「のびりら@シニア不動産」の視点

ここでは、格安リゾートマンションに興味を持っている人に、購入すべきかどうかなどについて、不動産に強い?「のびりら@シニア不動産」としての視点で解説してみましょう❕

格安リゾートマンションは結構あります。

一見して「格安」と思えるリゾートマンションは、実は結構あります。

大手不動産紹介サイトをのぞいてみると、群馬県、長野県、静岡県、新潟県など、温泉施設やスキー場が近くにある地域で100万円以内の物件がゴロゴロしています。

販売価格だけを見ると、決して無理のない金額で買えそうな物件がたくさんあります。「長期休暇はリゾート地でゆっくり過ごす」という、ちょっとうらやましい生活が、クルマよりも安い値段で手に入るのですよね。

物件価格だけを見てはいけないヨ!?

それ以外にかかる費用を調べることが重要になります。

格安で売りに出されているマンションの多くが198090年初頭の、いわゆるバブル期に建てられています。

この「バブル期の竣工」は、いくつかの問題を引き起こしています。

ランニングコストは高額です

バブル期のリゾートマンションの傾向として、サウナ、大浴場など充実した共用施設が挙げられます。

こうした共用施設の運営費は、管理費として毎月請求されます。

毎月10万円なんて物件(管理費・修繕積立金の計)もありますが、貴方知っていましたか?

設備が豪華であればあるほど管理に手間がかかるため、その分、所有者の負担がかさみます。

加えて、築30年ほど建つと、大規模な修繕も必要になります。

施設が充実しているだけに、決して安くはありません。

その結果、マンション価格自体は安いのにもかかわらず、年間60万円を超えるような高額の維持費が必要な物件も散見されます。

その費用は所有者それぞれが修繕積立金として積み立ててきたお金の中から賄われことになっています。

購入にあたり安い初期費用だが

不動産を購入すると、毎年1回、固定資産税(場合には都市計画税も)を納めます。

熱海市には、市内に別荘としてリゾートマンション等を保有する人に対し、別荘等所有税という税金も課されています。

税額は20186月時点でのべ床面積1平方メートルにつき年650円。家族が利用する5060平方メートルほどのマンションであれば、3万円ほどが毎年かかります。

確かに物件購入にあたり、必要な初期費用は安いといえます。

しかし、税金も含めてこれだけの維持費がかかるとなると、物件価格以外の費用もコストきっちりチェックしないといけませんね。

維持費の滞納は買い手が背負うことになる

毎年数十万円の費用を何年にもわたって支払い続けるとなると、中には、支払いきれなくなる人もいるでしょう。

「そんなに使っていないのに何で払わなきゃいけないの?」と、あえて支払わない悪質なケースもあるでしょうね。

マンションの場合、建物の管理、メンテナンスに必要なお金は、管理費や修繕積立金などの名目で所有者が分担します。

管理組合をつくり、ある程度お金を貯めておく仕組みになっていますが、支払わない人が増えてくると、貯めていた(貯めるべき)お金が足りなくなり、必要な管理や修繕ができなくなってしまいます。

このため、誰かが支払わない分は、ほかの誰かが支払うことになります。

前の所有者が管理費や修繕のための積立金などを滞納していれば、次の所有者が肩代わりすることになります。

修繕が必要なタイミングにもかかわらず、必要なお金が不足していれば、工事実施時点の所有者が不足額を一時金として支払う可能性もあります。

リゾートマンションの場合、住んでいる人が少ないので、管理費や修繕積立金の徴収がしにくかったり、管理組合が機能しなくなっているケースも多いです。

自身の物件では滞納がなかったとしても、マンション全体として管理費や修繕積立金が不足しているケースもあり、結果として、適正な管理ができず、また、工事実施時に自己負担が増加する可能性があるのです。

格安には、格安にせざる得ない裏事情があったのでした。

そんなリスクを背負ってでも、購入してみたいと思う方もいるでしょう。

今回は以上です。

 

次の記事では、格安リゾートマンション購入を判断するポイントについてお話しです。

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