ねこ

突然後ろから呼び止められた書生

ある朝のこと後ろから呼び止められた

それは2月のある朝のことでした。

書生は朝5時を過ぎると鳴るように目覚まし時計セットしてあります。

目覚まし時計と言いましても、携帯電話のアラーム機能をセットしているのです。

これは、結構使えますよ。

一度鳴りますが、鳴るのを止めても、5分後にもアラームが鳴るようにセットしてあります。

この携帯電話には、歩数計の機能もあって便利です。

私の携帯電話は、ガラケーという奴ですよ。

時計もガラケーをパカパカしながら確認したりします。

便利な文明の機器です。

歳がばれちゃうかな?

文明の機器は、使わなくちゃもったいない!ですね。

朝起きると、衣服を着替える書生

ズボンは決まってGパンなのです。

それしか、持ってないということです。

衣服には無頓着な書生でした。

衣服だけではありません。

食べ物についても、一向に興味が湧きません。

特に好きなものとかないです。

いえ、あんパンは好きだった。

それから書斎に向かう

書斎から歩いて2歩の屋外に洗面スペースがあるので顔を洗います。

顔を洗う前に、電気ポットをセットしておきます。

お湯は、直ぐに湧きますよ。

ほんの1分程度だったか。

朝コーヒーと、緑茶と一杯ずつ頂くのです。

電気ポット。

これも、文明の機器でした。

使わなくてはもったいないのである文明の機器。

蛇口から冷たい水がでる。

朝の洗面は、ぴりっとします。

そして手が冷たいです。

次は、歯磨きです。

なんとなく、口の中が嫌です。

寝起きのお口の中は変な感じです。

そうですよね?

だんだんと目が覚めて

そうこうするうちに、だんだんと目が覚めてきます。

朝の洗面も終わったし、気持ちもリフレッシュなのだ。

さて、早くから散歩に出かけようかなと。

今日は、いつもと違う方向へ歩いてみようかなと思いました。

運動靴に履き替え、ジャンパーを着込んで。

ニット帽と軍手をはめたら、いざ出発です。

懐中電灯は、まぁ要らないな。

歩いていれば、だんだん明るく時間だぜ。

書生は、ひとり書斎から出ると歩道を歩いていました。

背筋を伸ばして歩こうと意識しながら、左右の安全を確認しながら歩いていました。

その時です。

突然後ろから呼ぶ声が?

聞こえたのです!

ニャーゴ!」

あれれ?

ねこだ。

振りむいたのです。

そうしたら「ノラ子」がいたのです。

直ぐに急いで駆け寄りました。

いつもの、ノラ子の鳴き声よりもかなり大きいです。

まるで、そっち行くな!みたいな鳴き声でした。

ノラ子がここにいるということは、書生の後ろを着いてきたのだな。

なんとまぁ健気な猫じゃないですか。

ノラ子にとっては、ここまでくると家から遠く感じて怖かったのかもしれないですね。

こんなとこまで、着いてくるじゃないぞぉ!

こんなふうに話しかけながら、両手で抱き上げました。

もう、しょうがないなぁ。

両手で抱えながらノラ子と一緒に帰ることにしたのです。

今朝の散歩は休止です。

また後で歩けばよいことです。

途中、路線バスが通り過ぎたのでノラ子はとても怖がっていました。

しっかり、抱きしめて難なく書斎まで到着したのでした。

ホラ降りろ!

ノラ子を書斎の中に降ろした途端、外に向かって走り出したのです。

あれまぁ?

するとノラ子は自宅の玄関の前に座って書生の顔をみていたのです。

なーんだ、そういうことだったのか。

そうかそうか。

朝ごはんがほしかったのだなきっと。

すぐに玄関戸を開けて、中に入れてやったこころ優しい書生なのでした。

 

おしまい。

 

 

-ねこ

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